経理の実務経験のため中小企業の経理パートへ
簿記試験に合格したまま実務経験のなかった私は、資格を持っているということで
中小企業の経理事務のパートに採用された。
そこは新規立ち上げ部署、まだ立ち上がってないため管理職のおじさまと2人グループ
面接をしてくれたこの管理職のおじさまはとてもいい人、なので安心して初出勤をしたのであった。
初出勤
いくつになっても初出勤はドキドキです。
よろしくお願いします!と入室すると、奥から年配の女性が登場した。
そうこれがお局様との出会いだ。
制服をいただきロッカー室へ。そこで雑談タイム。
しかしなんか嫌な感じ、うん嫌な感じ。
「この職場は半日で辞めて帰った人もいるから」って楽しそうに話してくれた。
これはどう対応すべきか???
とりあえず初日だし「そうなんですね」で乗り切ることにした。
それから当然かもしれないが?一人一人に挨拶をするように連れて回られた、ちょっと違和感。
全体の前で挨拶すれば一度ですむやんけ?と思いながら、ぽっちゃり体格のいいお局様の後を追いかけて回った。
やっと自分の席に座ることができ、オジサマ管理職の元へ。
まだ特に仕事ないからこの辺の帳簿を見てて、との指示を受けそのようにした。
簿記試験で習ったようなことが書いてある!試験と実務では違うんだろうなぁ?なんて思いながら勉強を続ける。しかし、世は電子化になっている時代だったがすべてアナログ処理。
これはこれはなかなか慣れるまでは大変だなぁと思いながらひたすら眺める。
お昼休み
お昼のチャイムが鳴りました!
みんなどうやって食べるのかな?と思いながらいると、女性陣が動き出した。
動き出したのはどう見てもお弁当の準備ではない。
じょうろを手に持つ人、ほうきを手に持つ人、台ふきを手に持つ人。
どうしたどうした???私の手にはお弁当箱。何か私間違ってますか???
呆然としている私を見て隣の係の女性が「掃除をしてからご飯なのよ」と教えてくれた。
は、はい!と後に続いて、ふきふき掃除を行う私。
やっと女性陣が掃除を終え、お弁当を手に持ち出した。
女性は真ん中の会議用テーブルでみんな一緒に食べるのよ。
こちらにおいで~となんかうれしくないお招きをいただいて言われた席に座る。
お弁当を取り出して食べようかなーとふと周りを見ると、まだ誰も食べていない。。。
どういうことだ??と思っていると、ドスドスドスとお局様がやってきた。しかも私の隣に。
勧められた私の席は新人用の指定席のようだった。
お弁当もおいしく食べれるわけもなく、当然の質問攻めを受けた後は
存在を消しながら時間を過ごすしかなかった。
ここまできたらなんか流れがつかめてきた。勝手に席を立ってもいけないはず。
周りの様子を伺い伺い、、、1人立ち、2人たち、、、あ、動いていいようだ。
私も続いて洗面に行く。みんなの歯磨きタイム。
おっと、ここにもルールがあった。
洗面に入れる人数を考えながら移動しなきゃいけなかったようだ。
しかもお局様が移動したら洗面もお局様優先。当然よね。
あー怖い怖い。
あと2時間がんばるぞーーーってくつろげない昼休みは終わった。
お昼から
あ、そうそう。お昼休みに男性社員さんからのお土産をいただいた。
隣の席の女性が、お土産をもらったら直接お礼を言っておいてね。といわれた。
確かにその通りです。物をもらったらお礼を言う、そうどこかで習いました。
お土産をあげた人も大変よね。みんなが一人ずつおいしかったですありがとうございました。
と列を作って言いに行く。
この件については、有休をもらう前の日、休んだ次の日。みなさんへのあいさつというのもあった。
「明日は〇〇の用事で休ませていただきます。ご迷惑をおかけします、よろしくお願いします。」
「昨日はお休みをいただきましてありがとうございました。」
なんてみんなに言って回るの。まあこう言う風習がある会社もあるかもしれないけど、、、
そしてそして、席にいらっしゃらなかったら、「お土産とてもおいしかったです、ありがとうございました」ってお手紙を置くんだと。ここまできたら脱帽です!
お昼でこの会社の風習?お局政権?のやばさに気づいてすぐに辞めた人がすごいなと感心した。
15時退社
お局様たちは17時までお仕事だが、15時になったらそろりそろりと急いで会社を後にしたのは言うまでもない・・・・・
週3日の1日4時間のパート。ちょっとやばいところに来たな、でも経理を学びたいしどうにかなるでしょうどうにかしましょうと1日を終えた。
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